生きてるだけで丸もうけ

海外での学生生活や、旅行、仕事などについてまとまりはないですが定期的に綴っていければいいと思います。

Europe Film Festival

今、エチオピアの首都アディスアベバではEurope Film Festivalなるものが催されており、EU諸国の文化センターでは毎日、映画が上映されている。 私が日々、安全保障についての講義を受けているAddis Ababa Universityにはドイツの文化センターである、Goethe-Instituteがあり、昨日ドイツ映画の「Oh Boy」を鑑賞した。

この映画は、一人の少年Nikoの不幸な?1日を白黒で描いている。 邦題は「コーヒーをめぐる冒険」と訳されており、その名の通りこの少年はブラックコーヒーをなかなか飲めないのだ。

 

最初はコメディ映画かと思わせるシーンが多々ある。特に、運転免許の返還のために受けた心理テストでは、かわいそうなほど揚げ足を取られ結局返してもらえないのだが非常に笑える。

物語が進むにつれ、Nikoの悩みや思いが徐々に明らかになる。 太っていて、小学生時代にクラスの笑われ者であったJulikaと出会い、その会話で「周りの人がみんな変に見える」とNiko。

Julikaは小学生の時にいじめられていたことを忘れられず。道で酔っ払いに絡まれ、応戦する。Nikoは無視すればいいじゃないかと彼女に伝えるが、Julikaは小学生の時に人から言われることを散々無視してきた。もう、知らないふりをするのは嫌だ、と。

2年前に大学を中退したことを親に伝えておらず、何をしていたのか聞かれると「考えていた。」との返答。

そして最後に立ち寄ったバーで変なおじさんに絡まれ、話を聞かざるを得ない状況に。 おじさんの話で印象的なフレーズ 「I did not think everybody was laughing at me, I thought they were smiling.」(俺はみんなに笑われているとは思わなかった。みんな喜んでいると思ってた。)

そして、そのおじさんはバーを出たところで倒れ、救急車を呼ぶもそのまま帰らぬ人に。 ナースからおじさんには身寄りがいないことを知り、せめて名前だけでも教えてくれとナースにお願いする。

病院を出て、カフェにてやっとブラックコーヒーにありついたNiko。彼が考えていた者の答えは見つかったのか。

 

個人的には十分楽しめたし、非常にいい映画だと思う。こうして書いてみると、自分はなんて映画のレビューが下手なんだと感じた。もう少しマシになるように努力していこう。

とにかく、来週いっぱい映画祭は続くようなので、選り好みせずに見に行こうと思う。