Food Festivalとアラサーの体力
先週の土曜日にFood Festivalがあるから行こうと誘われ、アディスアベバにあるTropical Gardenへ行った。
入場料は100 birrとなかなか高く、係りの人から購入したチケットを次の係りの人にすぐ破り捨てられるというなんともエチオピアらしい入場システムであった。会場は想像していたより広く、一番奥にあるステージに向かって両脇に屋台並ぶ。気になる食事はインド料理、トルコ料理、エチオピア料理など様々な種類があり、価格はどれも50 birr程度であった。
屋台の中にFour Seasons Hotel内にあるアジアンレストランが寿司を用意していた。 日本を離れて半年以上が立ち、ホームシックにはならないがやはり生まれ育った地の食事は恋しいものである。 私は、多少クオリティが低くとも、多少値段が高くとも、日本食を食べられる機会があると逃さないようにしいる。
ナイロビのUN内のレストランでは、1日限定のJapanese Noodle with Vegetableというメニューを注文し、今まで見たことのないグレーの麺が野菜とともに盛られており、初めて食べる味、料理であった。厨房内で、「Yakisoba」と誰かが言っていたのを聞いたので期待したが、完全に私のミスであった。
この度も、カリフォルニアロールのようなものであったが、多少の寿司感と醤油の味が楽しめればいいとの思いで注文した。
のに。
「商品は展示用で、もし食べたければFour Seasons Hotelまでお越しください。」 とのこと。
なぜFood Festivalであなたは寿司を展示しているのですか?
こんな仕打ちを受けて、私がわざわざ寿司を食べにホテルまで行くとでも思っているのですか? と言ってやりたかったが、行ったところでどうしようもないためその場を後にした。
日が暮れる頃には、奥のステージにバンドが登場し様々なクラブミュージックを披露していた。音楽にはあまり精通していないのだが、歌も演奏も上手く、また周りの雰囲気も素晴らしかったので、友人とともにはしゃぎにはしゃいだ。
祭りには年齢など関係ない。
会場には午後4時ごろに着いたのだが、結局6時間くらい滞在した後、帰宅するには興奮しすぎていた私たちはパーティー会場をBlack Roseへと移した。昨年もこのバーには来たことがあるのだが、私はあまり好きではない。音楽が大音量で流れているのだが、クラブではないため誰も踊ってはいない。しかし、座って会話するにはうるさすぎるため何をすればいいかわからないのだ。
結局1時間そこそこで退出し、外国人観光客の聖地、Oh Canadaへ向かった。Oh Canadaはエチオピア内で最も外国人が通うクラブであり、フロアの半数以上は白人で埋め尽くされている。アジア人はあまり見たことはない。
ちなみにアディスアベバでの白人はほとんどドイツ人を意味することも指摘しておきたい。理由は明確ではないが、やたらとドイツ人が多いのだ。
入店した当初はなにやらテクノ系の音楽(歌がなくメロディーだけのもの)を流しており、みんなで帰ろうかという流れになったが、30分後くらいには定番のハウスミュージックを流し始めた。 結局Oh Canadaにも3時間程度滞在し、家に着いた頃には深夜3時ごろであった。
充実した土曜日ではあったが、翌日をリカバリーに使用してしまい、自分はもう若くないことを思い知らされる結果となった。
ジム通いは続けており、「割れた腹筋」を目標としていたが、そこに「夜中まではしゃいでも次の日に影響を与えない体力」を付け加えよう。